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目次
はじめに
メカニカルキーボードの世界は奥が深いですが、ユーザーに合ったキーマップを求めて試行錯誤するのは楽しいものです。そんな中、VIAという新しいソフトが登場し、QMKファームウェアを書き込まれたキーボードのキーマップを、パソコン上の画面から直接操作・即反映できるようになりました。
本記事では、VIAを使用したキーマップの変更方法や、それに伴うメリットについて解説していきます。さらに、Keychron K2 Proという、VIA対応のワイヤレス・メカニカルキーボードの特徴についても紹介します。
購入したKeychrom K8 Proです
VIAソフトの特徴と使い方
VIAはQMKファームウェアを起動するWebアプリで、キーボードとそのキーマップを直接操作できます。
VIAを使ってキーマップの変更はもちろん、レイアウトの変更、マクロの編集・管理、LEDライティングの変更、キーマップのセーブ&ロード、キー入力のテストなどが可能です。それでは、VIAの具体的な使い方について詳しくみていきましょう。
VIAソフトのインストールと起動
まずはじめに、Google ChromeまたはMicrosoft EdgeのWebブラウザを使って、用意されているVIAの公式ウェブサイト(usevia.app)にアクセスしましょう。ウェブサイトにアクセスすると、VIAソフトの最新版をダウンロードすることができます。インストール後、VIAを起動し、キーボードをパソコンに接続します。
キーボードがVIAに認識されると、キーマップが自動的に反映されます。キーマップが反映されない場合は、設定タブを開き、デザインタブでキーマップを読み込んでください。反映されたキーマップはCONFIGUREタブで編集できます。
キーマップの変更方法
VIAでは、キーマップをクリックするだけで変更ができます。例えば、アルファキーとモデファイアキーの交換やEscキーにキーボード全体を変更するなど、さまざまなカスタマイズが可能です。また、メディアキーを追加したり、マクロキーを設定することもできます。
レイヤーキーの追加や移動も簡単に行うことができ、キーレイアウトの充実を図ることができます。さらに、VIAでは特殊キーの追加やAnyキーの使用方法も提供されており、自分だけのオリジナルキーマップを作成することができます。
「レイヤー」という考え方が特殊なので、説明します。
例えばMO(1)というキーを押している場合だけ、以下のレイアウトに切り替える事が可能です。キー配列をレイヤーごとに管理するので他のショートカットを使用したりする必要がなく、PC側はただ設定されたキーの入力を受け取ります。
例えば、僕の場合、capslockをfnキーに割り当てて、以下のようなキーに変更しています。
レイヤー | 変更前のキー | 変更後のキー |
MO(0) | capslock | MO(1) ※押している間はレイヤー1に変更 |
MO(1) | fn + h | ← |
MO(1) | fn + j | ↓ |
MO(1) | fn + k | ↑ |
MO(1) | fn + l | → |
この例ではviのカーソル操作のように割り当てています。
※個人的にviの操作を覚えようとしていることと、hjklはホームポジションからほぼ動かさなくていいですし、Google IMEの矢印変換も同じようになっているのでこうしています。
好みに応じて、より直感的な「ijkl」に割り当てたり、emacsやmacで使えるような「pbnf」に割り当てたりもできます。
もしカーソル移動を矢印キーで行っている方はぜひ試してみてください。
Keychron K8 Proの特徴
では、VIA対応のワイヤレス・メカニカルキーボードであるKeychron K8 Proの特徴を見ていきましょう。Keychron K8 Proは、QMK/VIA対応で、最大3台のデバイスとワイヤレスで接続できるという優れた機能を備えています。
マルチデバイス接続と互換性
Keychron K8 Proは、Broadcom社製Bluetooth 5.1を搭載しており、キーボードとデバイス間の接続が非常に安定しています。また、WindowsやMacに対応しており、Appleキーボードと同じマルチメディアとファンクションキーが使えます。さらに、MacとWindowsのデバイスに異なるキーマップを設定することもできるため、環境に合わせたカスタマイズが可能です。
Keychron K8 Proはワイヤレス接続だけでなく、USB Type-Cケーブルを使って有線接続もできます。バッテリー持続時間は最大100時間で、長時間の作業にも対応しています。
スイッチとキーキャップの質感
Keychron K8 Proは、ホットスワップ対応モデルで、キースイッチをはんだ付け無しで取り替える事ができます。デフォルトでついているGateron G Proスイッチは、標準的なメカニカルスイッチよりもぐらつきが少なく、一打ごとにスムーズな感触を得ることができます。カタカタと音がする赤軸のスイッチです。
ネジ込み式のスタビライザーが内蔵されており、大きなキーのグラつきを抑え、よりスムーズなタイピングを実現します。また、キーキャップは耐油性に優れており、打鍵感が向上し、刻印の色褪せを防ぐことができます。これらの特徴により、高品質なタイピング環境を提供することができます。
オプションで、Keychron K Pro Silentという静音モデルのスイッチも選択できます。店頭で試し打ちすることもできますので見かけた際はぜひ触ってみてください。タイピング音が驚くくらい静かで、職場で使用するなら静音モデルがオススメです!
個人的にはカタカタと音がするほうが好きだったので、Gateron G Proスイッチ(赤軸)にしました!
デザインと機能性
Keychron K8 Proは、充実したデザインと機能性が魅力のひとつです。例えば、人間工学に基づいて設計された3段階に調整可能なタイピングアングルや、湾曲したOSAプロファイルのキーキャップが採用されています。また、South-facing RGBライトが搭載されており、ユーザーの角度からテンキーのバックライトを綺麗に照らすように設計されています。
さらに、Keychron K8 Proのメインボディ素材にはアルミニウムとABSが使われており、高品質で耐久性があります。また、キーキャップ素材は選べる仕様で、用途や好みに合わせてカスタマイズすることができます。
デフォルトでECSキーの黒色のキーキャップ、 WindowsとMacで表記が異なるキー(Windows, Alt, Command, Option)のキーキャップがついています。
VIAとKeychron K8 Proの組み合わせによる最適なキーボードカスタマイズ
VIAを使用することで、既存のキーボードに様々なカスタマイズが可能になり、快適な入力環境を提供できます。また、Keychron K8 Proというワイヤレス・メカニカルキーボードを使えば、VIAの機能を最大限に活かすことができます。この組み合わせにより、自分だけのオリジナルキーボードを作成し、より快適なキーボード操作を楽しむことができます。
アルファキーとモデファイアキーのカスタマイズ
初心者から上級者まで、幅広いキーボードユーザーがVIAを使用してアルファキーとモデファイアキーを変更することができます。シンプルなキーの変更はもちろんのこと、複雑な機能を利用してさまざまなカスタマイズができます。キーマップを変更することで、さまざまな用途に対応できる便利なキーボードを手に入れることができます。
また、Keychron K8 Proでは、VIAによるキーマップの変更と相まって、より快適で効率的なキーボード操作が実現します。便利なメディアキーやマクロキーを設定することにより、作業の効率が大幅にアップするでしょう。
レイヤー設定と特殊キーの追加
VIAとKeychron K8 Proを組み合わせることで、レイヤーキーの追加や移動もスムーズに行うことができます。また、VIAでは特殊キーの追加やAnyキーの使用方法も提供されており、さらに幅広いキーマップカスタマイズが可能になります。
これにより、自分だけのオリジナルキーマップを作成することができます。効率的なキーレイアウトを構築することで、さまざまなシーンで活躍するキーボードが手に入るでしょう。
まとめ
VIAとKeychron K8 Proを組み合わせることで、自分だけの最適なキーボードカスタマイズが実現できます。VIAを活用し、快適な入力環境を提供するKeychron K8 Proを使って、自分に合ったキーマップを見つけ出し、楽しいキーボード操作を体験してください。
よくある質問
Q1. VIAを使うことでキーボードのカスタマイズはどの程度可能ですか?
A1. VIAを使用することで、キーマップの変更やレイアウトの変更、マクロの編集・管理、LEDライティングの変更、キーマップのセーブ&ロード、キー入力のテストなど、さまざまなカスタマイズが可能です。
Q2. Keychron K8 Proはどのような特徴を持っていますか?
A2. Keychron K8 Proは、QMK/VIA対応であり、最大3台のデバイスとワイヤレスで接続できます。また、マルチデバイス接続の互換性や長時間のバッテリー持続時間、スイッチとキーキャップの質感、デザインと機能性など、高品質なキーボードの特徴を持っています。
Q3. VIAを使うためにはどのような手順が必要ですか?
A3. VIAを使用するには、まずVIAの公式ウェブサイトからソフトをダウンロードし、インストールします。その後、キーボードをパソコンに接続し、VIAを起動します。キーボードがVIAに認識されると、キーマップが自動的に反映されます。
Q4. VIAとKeychron K8 Proを組み合わせることでどのようなカスタマイズが可能ですか?
A4. VIAとKeychron K8 Proを組み合わせることで、アルファキーとモデファイアキーのカスタマイズやメディアキーの追加、マクロキーの設定、レイヤーキーの追加や移動、特殊キーの追加やAnyキーの使用方法など、幅広いキーマップカスタマイズが可能になります。これにより、自分だけのオリジナルなキーボードを作成することができます。